縄文時代の人々は、どんな植物に囲まれていたのでしょうか?
植物は、食べる、道具を作る、花を鑑賞する・・など、人間にとって身近な存在です。
近年の研究で、不動堂遺跡の人々の身の回りにあった植物がわかってきました。
それらの植物を富山のフィールドに出て探すと、いまでも野生のものを見つけることができます。
まいぶんKAN縄文ガーデンは、縄文時代にあった植物を栽培し、見て触れながら学べる実験ガーデンです。
植物の様子を見ながら、季節に合わせたワークショップを開催しています。
エゴマはシソ属の植物です。
葉や種(果実)がシソと同様に食用になるので、現代でも栽培されています。
エゴマは春に種をまくと、2週間くらいで芽を出します。
まいぶんKANでは去年のこぼれ種が早く芽を出すので、5月中旬くらいから見ることできます。
9月の初めに白くて小さい花をつけたあと、
穂の中に種(果実)ができます。
9月終わり頃、黄色く紅葉した葉っぱが落ちると完熟します。
エゴマ収穫体験(H30年は10月中旬開催)
縄文時代にあるような野生のアズキは、ヤブツルアズキといいます。これは一度まいたら毎年生えてきます。5月後半に芽が出て、7月終わりから8月にかけて開花します。収穫はサヤが真っ黒になってから。つまむとパチン!とはじけてしまうので、注意して採集します。
縄文の植物を収穫してみよう(H30年は10月開催)
ヒガンバナ科ネギ属の球根性多年草。
花は5月頃に咲きます。
カラムシは繊維をとることができる植物です。初夏の青々とした茎を刈り、外皮をはぐと美しい白~緑の繊維を取り出すことが出来ます。刈ってもまた伸びるので、シーズンに2回~3回繊維をとることができます。
カラムシで腕輪をつくってみよう(H29年8月中旬に開催)