まめなけ新聞~第1号~朝日町地域おこし協力隊
朝日町地域おこし協力隊 まめなけ新聞 ~第1号~ 平成29年8月1日発行
「朝日小屋密着レポート」 記者:横山理恵
町民の皆様こんにちは!8月より『まめなけ新聞』として、私たち地域おこし協力隊の活動や、町で発見した魅力などをお伝えしていきたいと思います。
第一回目の今回は、朝日町の町名の由来にもなった朝日岳に建つ、朝日小屋の小屋開けから小屋締めまでの風景をシリーズでお伝えします!
朝日小屋管理人 清水ゆかりさん(笹川)
○密着スタート!荷造り編
小屋の営業に必要な物資を大量に購入し、自宅に収集
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ヘリで荷揚げするため、用途別に段ボールにまとめる
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タオルなどは汚れや水から守るために巨大ラップでラッピング
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ヘリで荷揚げられる重量は決まっているため、一つ一つ荷物の重さを測り箱に記入
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全て梱包出来たら北又のヘリポートへ!!
※荷物はこれだけではありません。これはほんの一部です
小屋開け準備は数か月も前から始まります。
里のように足りないものがすぐ手に入る環境ではないため、忘れものが無いように物資を購入したり、お漬物を漬けておいたりと大変な労力がかかります。
「これで大丈夫か・・・不備はないか・・・」
と荷揚げまでの日々を不安感に襲われながら清水さんは過ごされるそうです。準備の段階から常に登山者の事、スタッフの事を考えながら小屋開けを迎える心労は計り知れないものがあります。
後日、清水さんの自宅や業者からの荷物を北又のヘリポートへ運び、町内外からの有志30~40名が集まり手分けして作業します。ヘリでの荷揚げ作業は危険と隣り合わせです。ヘリが放つ強風で石が飛んで来たり、最悪の場合ヘリが墜落してしまう可能性さえあります。天候が悪くなれば作ったモッコを荷解きして持ち帰り、晴れた別日にまた同じ作業を繰り返すそうです。
○ヘリコプター荷揚げ編
清水さん指導のもと、それぞれの役割分担を行う
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清水さんは先にヘリで小屋へ向かい荷受けの準備をする
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一度に揚げる重量約500kgを計量しながら荷造りする
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荷崩れしないようにブルーシート、巨大ラップ、緑ネット、モッコで荷物を包む
※荷物の下に敷いている白い網が「モッコ」です
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ガスや石油もモッコに包み荷揚げする
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次の荷物位置を知らせるために手を挙げてヘリを誘導する
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天候を見ながら往復10分程度の荷揚げを26回繰り返す
今年は、初日にモッコは作りましたが曇天だったため荷揚げが出来ませんでした。しかし、翌日は天気に恵まれ早朝5時から正午過ぎの半日で約14トン超の荷揚げを終えることが出来ました。このような苦労の賜物で登山者は疲れを癒すことが出来るのだと、改めて小屋のありがたさを感じました。
次回は山小屋のお仕事編です!
記事に関するお問合せ 朝日町役場・地域おこし協力隊
PDF版はこちら まめなけ新聞~第1号~ (PDF:906.5KB)
※「まめなけ新聞」は朝日町地域おこし協力隊が発行している情報誌で、回覧板として朝日町の各町内会に配布していました。
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更新日:2023年10月18日