七重滝

更新日:2023年03月31日

七重滝(しっちゃだき)

町・名勝 昭和42年12月5日指定

住所

富山県下新川郡朝日町笹川字七重ヶ滝

七重滝の画像

朝日町の東部山地は飛騨山系の最北端に位置し、その山地の仁王山(727m)に端を発した七重滝谷川(笹川支流)には七重滝がある。

七重滝は「シッチャダキ」と呼ばれ、仁王山の西斜面を作る黒菱山断層崖を落下している。この滝は、流紋岩からなる断層崖を7段になって落下していることからこの名称がついており、その落差は約60メートルに達している。

一方、この谷間は、特殊な気象条件と適度な湿り気を持ち、植生の上からも特異性を有している。

また、滝の手前の小丘にはウラジロガシや松樹が繁茂し、樹間から落下する滝の景観は見事である。滝つぼから吹きあげる涼風は身に染みまさに別天地であり、古くから景勝の地として文人墨客の訪れも多く、近年「朝日ふるさと歩道」の開設(昭和51年)や「富山の名水55選」(昭和61年)に選定されたことからハイキングや自然観察コースとして賑わいをみせている。

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