境関跡

更新日:2023年03月31日

境関跡(さかいせきあと)

県・史跡 昭和40年10月1日指定

住所

富山県下新川郡朝日町境1561

境関所跡の石碑の画像

慶長十九年(1614年)に設けられたものといわれ、加賀藩最大の関所でした。越後に通じる親不知の難所を控え、交通の要所を押さえるように国境に設置されたものです。南北朝時代の抗争で、新田や名越、戦国時代には上杉や椎名・佐々等の武将たちが、国境の攻防にしのぎを削る合戦の拠点となった。やがて前田氏が新川郡を領有し、境関所を設けるとこととなった。

現在、若者等創作活動施設「関の館」の前に石碑、中に歴史資料展示室があります。

関所跡の古地図の画像

寛文六年以後には、奉行・与力・足軽・小者等約三十名が常時配備され、昼夜交代で軍事目的と領内住民取り締まりの通行人改めなどに当たった。

施設は、海辺や海上渡航を改める「浜御関所」、北陸道通行を改める「御関所」海上を見張る「御亭」(おちん)、藩主の宿舎「御旅屋」等がおかれていた。復元された「御亭」は、沖合や山中を越境するものを監視した見張り台です。

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