多くの薬を服用しているために、副作用を起こしたり、きちんと薬が飲めなくなったりしている状態のことです。単に服用する薬の数が多いことではありません。
加齢に伴い複数の病気を持つ場合が増えてきます。病気の数が増え、複数の医療機関を受診することも薬が増える原因となります。
高齢になると肝臓や腎臓の働きが弱くなり、薬を分解したり、体外に排出したりするのに時間がかかるようになります。そのため、薬が効きすぎたり、効かなかったり副作用が出やすくなったりすることがあります。
気になる症状があっても勝手に薬をやめたり減らしたりするのはよくありません。まずは、医師や薬剤師に相談しましょう。
日頃からかかりつけの医師や薬剤師をもち処方薬の情報を把握してもらっていると安心です。また、処方薬がわかるようにお薬手帳を持ちましょう。お薬手帳を1冊にまとめておくことも大切です。