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この景色の中で、何かを“やってみる”。 ― あさひ舟川「春の四重奏」

残雪の朝日岳を背景に、桜並木、チューリップ、菜の花が重なり合う、あさひ舟川。「春の四重奏」と呼ばれるこの風景は、富山県を代表する名所として知られ、見頃の時期には県内外から数万人規模の来場者が訪れます。
四つの彩りがそろうこの特別な季節。その一瞬の美しさを求めて多くの人が集まるこの場所で、町民の方々は観光客を迎える側として、自分たちの“やってみたい”をかたちにしました。
“見るだけ”ではなく、“関わる”という選択。町民一人ひとりの小さな挑戦が、この風景に新たな価値とにぎわいを重ねていきます。

「やってみたい」を、この景色の中でかたちに。
町民の一歩が、春の風景にあたらしい彩りを添えていきます。

朝日町で4月3日から始まった「春の四重奏会場」では、珈琲やマドレーヌ、羊羹、錦糸瓜、カルテットお豆、ラスクといった手づくりの味や、オリジナルのアクリルスタンドなどの出店が並びました。風景を楽しむだけでなく、人の想いに触れる場所として、新たなにぎわいが生まれています。今回のたのしい未来アクションでは、この春の風景の中で一歩を踏み出した町民の方々の姿と、その背景にある想いをご紹介します。

■町民の有志団体「車座」メンバーの声
「考えてみた、作ってみた、売ってみた」

町民の有志団体「車座」は、「春の四重奏」に初出店しました。 町をPRするため、メンバーは特技を活かした商品を企画。 地元の大学生は景色を再現したアクリルジオラマを制作し、介護職員の女性は町産菜種油を使った無添加ラスクを販売して人気を博しました。また、再訪を促すチラシ配布も行い、町の魅力を積極的に発信。 各自が自発的に行動したこの取組は、会場に多くの笑顔を届け、イベントを大いに盛り上げました。

「いつかやってみたい」がみんなの力で形に。
ひとりではできないこともみんなでやればできると実感。

昨夏の「たのしい未来会議」に参加させていただき、「自分にもなにかできること・やれることはないか」という想いを強く抱くようになりました。はじまりは「ラスクをみんなに食べてほしい」ということからでした。 「車座」で相談したところ、あれよあれよという間に輪ができて、 町の事業者さんからオリジナル商品として作っていただくこととなり、こうやって「春の四重奏会場」にて販売することができました。車座では「自分がたのしいからやる。小さなスタートをたくさん切りましょう」を掲げて、日頃から頑張っているのですが、私でもできたことがとても嬉しく思います。自分と周りの人とで、これからもたのしくできることからその先の地域のために、「考えてやり切る!」を実現したいと思います。

小さな一歩が、朝日町を動かしていく。

人が動けば、町も動く――その実感を生み出しているのが、この場所で重ねられているひとつひとつの挑戦です。完成されたイベントではなく、人が関わるほどに少しずつ姿を変え、育っていく。その過程こそが、この町の魅力になっています。
ここには、自分のアイデアを試せる場があり、お客さんの反応を直接感じられる距離があります。そこで出会った人たちと仲間になり、その経験がまた次の挑戦へとつながっていく。“地域のため”だけじゃなく、自分と、まわりの人のためにやる――そんな自然な動機が、人を前へと動かしています。
「考える」から「つくる」へ。この場は、アイデアを話すだけの場所ではなく、実際にかたちにしてみる場所。町民一人ひとりの「やってみたい」が重なり合いながら、朝日町のたのしい未来は、これからも少しずつ生まれていきます。

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