まめなけ新聞~第3号~朝日町地域おこし協力隊

朝日町地域おこし協力隊 まめなけ新聞 ~第3号~ 平成29年10月1日発行

「朝日岳初V 未経験からの27歳登頂」 記者:池田まゆ


地域おこし協力隊の池田まゆです!朝日町に移住して2年が経ちました。現在は、あさひシーサイドドッグランを運営しています。

 

○なぜ、人は山に登るのか--?

「朝日小屋ってなんですか?」

2016年1月、移住して三ヶ月が経った時のことだった。朝日小屋の管理人・清水ゆかりさん(58)を紹介された私は、清水さんに対してそのような質問をしてしまった。当時の私は、まさか自分がこの後、朝日岳に登るなんて、思いもしなかった。

「あんた山登ったことないがけ?」

この町は、どうやら山にアツイ人が多いらしい。私は一度も登山なんてしたことがない。山道しんどそうじゃん。でも、なぜ人は山に登るのか。私は、答えを知りたかった。

 

○山をなめるな、塩をなめろ

-目標は朝日岳、低山で練習を重ねる日々

朝日町の中学生は皆、学校行事の一つとして、朝日岳に登ることになっているらしい。町名の由来になった朝日岳への挑戦が、「なぜ人は山に登るのか」という問いへ、一歩近づけるかもしれない…。私は朝日岳を目指すことにした。
標高2418メートルへの挑戦は、まったく想像ができない。登山が趣味というハーブと喫茶ヒュッゲの店主・坂口直子さん(36)に相談してみた。「よし、低山に登ろう!」

-格好だけは山ガール

低山マップを眺める。なんと…朝日町にはこんなにたくさんの低山があったのか。でも、どんな格好で登山をすればいいんだろう?ありがたいことに、町民の方々が登山グッズを貸してくれた。もしもすべて自分で揃えたら、総額いくらになるのだろう…。初めて履くスパッツ。なかなか履き心地が良い。登山用リュックはこんなに大きいんだなぁ。


頭から足先まですべてレンタル

-低山なんて余裕!?

朝日岳に登までに、南保富士、大鷲山、白鳥山で練習することになった。
人生初の山は標高727メートルの南保富士。遭対協の上原祐一さん(44)ら“山男”3人と坂口さんのチームに加えてもらった。低山くらい…と思ったものの、登り始めて15分で息が上がる。「あっ!」次の瞬間、足を踏み外し、身長と同じくらい滑落した。上原さんら山男3人に引き上げてもらったものの、本当に恐ろしいできごとだった。

-山頂で食すラーメン

低山とはいえ、山登りは辛かった。でも、楽しいことも発見した。それは、食事。白鳥小屋で食べたカップ麺は、27年間の人生で一番おいしいカップラーメンだった。もう一度味わいたい。


気圧で膨張したカップヌードル

-リュックの重み

ついにこの日を迎えた。朝日岳登山、当日。リュックにはこれでもか、という位、ものを詰めた。水に、お菓子に、着替え、防寒着…ファスナーが壊れそうなくらい。密度の高いリュックはずっしり重く、普通に歩くのでさえ大変だ。これを背負い、8人で山頂を目指す。


応援メッセージをお守りに

-そして朝日岳へ

遭対協副隊長の大和徳明さん(56)を先頭に、朝日岳登山がはじまった。三合目、五合目、七合目…何時間登るのだろうか…いつまでも続く急登に、精神的にも追いやられる。「もうすぐ素晴らしい景色が見えてくるよ!あっ、これはチングルマね!」大和さんは、私を励ましながら、驚くほどたくさんの高山植物について教えてくれた。


7合目が一番しんどかった


みんなでゴールを迎える

-なぜ、人は山に登るのか-?

スタートから約6時間半。どうにか朝日小屋に到着。管理人の清水さんが出迎えてくれると、涙があふれ出てきた。
私たち以外にも、多くの登山客で小屋が賑わっている。お酒も、ごはんもいつも以上にすすむ。幸せな瞬間だった。

「なぜ、人は山に登るのか-?」

朝日岳に一度登っただけでは、その答えを導き出すことはできなかった。でも、なんとなく感じたこと、それは、

「-好きなことに理由なんてない。」

…ということだった。

次回11月号は、中学生記者が大活躍!&北又散策研修

記事に関するお問い合わせ 朝日町役場・地域おこし協力隊

PDF版はこちら まめなけ新聞~第3号~ (PDF:2.2MB)

※まめなけ新聞は、朝日町地域おこし協力隊が発行している情報紙で、回覧板として朝日町の各町内会に配付しています。

お問い合わせ先
朝日町役場 地域振興課
〒939-0793 下新川郡朝日町道下1133
電話番号:0765-83-1100
ファックス:0765-83-1109

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