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朝日岳登山ガイド

全国に数々の「朝日岳」があるが、最も高山植物が豊富で、自然に満ちているのが、我が富山県朝日町が誇る郷土の名山北アルプス後立山連峰の北端に位置する「朝日岳」であろう。
朝日岳に登山するには、4つのコースが考えられるが、ここでは、日本海、富山平野を眼下にしながら登山する、北又谷コースを紹介する。
朝日岳北又谷コースの基点は小川温泉元湯である。ここまでは、自家用車で入ることができる。JR等を利用の場合は、JR泊駅からタクシーを利用することになるが、この場合は、小川温泉元湯で下車せずに、北又小屋まで入るのがよい。小川温泉元湯から北又小屋までの林道は、徒歩3時間の行程になるので、タクシーを利用するのが効率的だ。北又小屋に遅く着いた場合は、北又小屋で一泊し、翌朝朝日岳を目指すのがよいだろう。

北又小屋から、吊り橋で、北又谷を渡るといよいよ本格的な登山道となる。道はいきなり急傾斜で4合目あたりまで続くので、あせらずに、ゆっくりとペースを整えて登ったほうが、結局、ゆったり景色を楽しみ、しかも、後でいいペースで登ることができる。
4合目を過ぎ、素晴らしいブナの平を行くようになると、5合目は近い。5合目には、少し下ったところに水場もあるので、ゆっくり休憩するといいだろう。
5合目まで、ペースをつかんで登ってこれれば、あとに続く急傾斜もさほど恐れるほどのことはない。9合目から涸れ沢に入り、そこを登りきれば、10合目の恵振山だ。朝日岳が10合目でないので、誤解なきよう。ここまでくれば、目の前に朝日岳のどっしりした山体をみることができる。長栂山から犬ヶ岳方面へと続く山並みが美しい。
恵振山を出ると、道は少し下りになる。下りきった鞍部には、天然記念物の「モリアオガエル」の生息する池がある。ここから少し登り返すと、一寸した岩場があるので、滑らないように注意して登ろう。しっかりした鎖が下がっているので安心である。ここらあたりから、木道に導かれるように、ゆるやかな道を行くと夕日ヶ原に入ってゆく。
夕日ヶ原は、チングルマやニッコウキスゲなどが咲き誇りさながら天上の楽園である。数々の高山植物に囲まれた道は、前朝日岳を巻くようにして、朝日平へと続く。

朝日平には、今夜宿泊する朝日小屋がある。アットホームな雰囲気の朝日小屋で、荷物を解いたら、付近を散策するとよいだろう。白馬岳方面の眺めも素晴らしい。朝日岳山頂までは、朝日小屋から約1時間ほどかかるので、翌朝の御来光を楽しみに、小屋で、ゆっくり休もう。
参考コースタイム
小川温泉元湯(徒歩3時間、タクシー30分)北又小屋(6時間)朝日小屋(1時間)
北又小屋(60名収容)
- 1泊2食 \7,500
- 宿泊のみ \5,000
- 昼食 \1,000
- 弁当 \800
- テント場 30張り 水場、トイレ有り 使用料 1人1泊\500
- 期間 7月上旬から10月下旬
- TEL 0765-84-8809
朝日小屋(150名収容)
- 1泊2食 \8,000
- 夕食のみ \2,000
- 朝食のみ \1,000
- 宿泊のみ \5,000
- 弁当 \1,000
- テント場 50張り 水場、トイレ有り 使用料 1人1泊\500
- 期間 7月上旬から10月上旬
- TEL 0765-22-1972
朝日岳標高表
| 山岳地名 | 標高(m) |
|---|---|
| 越道峠 | 880 |
| 北又小屋 | 700 |
| 北又ダム水面 | 680 |
| 北又吊り橋 | 660 |
| 一合目 | 840 |
| 二合目 | 940 |
| 三合目(曲り谷) | 1020 |
| 四合目 | 1140 |
| 五合目(ブナ平) | 1300 |
| 六合目 | 1390 |
| 七合目(白樺坂) | 1500 |
| 八合目 | 1630 |
| 九合目 | 1720 |
| 恵振山(十合目) | 1810 |
| 馬の背・岩場 | 1860 |
| 夕日が原(標識地点) | 1950 |
| 前朝日 | 2215 |
| 朝日平(朝日小屋) | 2140 |
| 朝日岳 | 2418.3 |
