虎尾桜

町 天然記念物 平成14年7月18日指定

朝日町境

 境地区の町並を横切って海に注ぐ金剛川の上流に、「虎尾桜」と呼ばれるエドビガンがある。

 幹周り460メートル、樹高320メートル、枝張りは東西273メートル、南北208メートル、樹齢300年以上の大樹である。

 エドビガン、ヤマザクラなどは、30メートル以上の高木になるものがあり、頂上が丸みを帯びてやや平らな樹冠をつくり、主な枝は斜上するものが多い。また、枝が垂れ下がる「枝垂桜」や「虎尾桜」あるいは「虎の尾」と呼ばれる、太い枝が横に伸びてたくさんの花をつける樹形もある。

 森田柿園(文政6年~明治41年)著「越中志微」に、「金剛の桜」として『此桜は金剛の入りとて、金剛川に添うて谷合を登る事十町計りにして、山の岡の上にあり。古は大木なりしかど、追々生替り、今は若木なり。』と記されている。これが明治期のこの虎尾桜についての記述であり、また、古い大木の母株があって、その萌芽がいま育っていることも分かる。この桜には、「木曽義仲が合戦の途中ここに植えた」という伝承がある。史実の詮議はさておき、いつの頃にか、花を咲かせているときの姿が「虎尾桜」の呼び名を引き出したものであろう。

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