小川元湯の石灰華

町 天然記念物 昭和51年9月14日指定

朝日町湯ノ瀬

 石灰華は湯の華ともよばれる。小川温泉元湯周辺には、これが広く分布している。天然洞窟露天風呂側壁や、かつて薬師堂があったところに見られる、灰白色で多孔質の波状をした岩石である。

 これは、温泉水が地表に湧出し、溶けていた炭酸カルシウムが沈殿してできたものである。ちなみに、元湯の泉質は、分析試験の成績によれば、ナトリウム塩化物・炭酸水素塩泉に属する。現在の湧出口付近にある黄褐色や赤褐色のいくつもの小さなドーム状のものは、新しい沈殿物である。

 薬師堂があったのは、露天風呂左手の道を16メートルばかり登ったところに広がる平坦地。その山側は石灰華からなる断崖で、幅10メートル、高さ7メートルもある。現在、この断崖下部に、2体の石仏を安置してある。

 小川温泉元湯の石灰華は、天然洞窟露天風呂を中心に幅18メートル、高さ20メートル、奥行数十メートルにもおよぶ。温泉にともなってこれだけ大規模に分布するのは、県内でも珍しい。

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