寺谷アンモナイト包蔵地

県 天然記念物 昭和53年1月24日指定

朝日町大平

 朝日町東部の山地から新潟県・長野県にかけて、来馬層群とよばれる古い地層が分布している。

 境川支流寺谷には、この地層の露頭があり、黒色頁岩の中から、菊石ともよばれるアンモナイトの化石が多数発見されている。

 この発見によって、来馬層群は中生代(2億4700万~6500万年前)のジュラ紀前期(約1億9000万年前)の地層であることが解明された。県下では、大型化石からわかる最古の地層である。

 アンモナイトは、軟体動物の頭足類(イカ・タコの仲間)で、中生代に海中で繁栄したが、中生代の白亜紀の終わり(約7000万年前)に絶滅した生物である。進化が早く、その種類も多かった。しかも、世界的に広く分布していた。そのため、示準化石とよばれ、その種類で地層の時代を特定するのに役立つ重要なものとされている。

 現在、発電所の取水路トンネルが、境川から寺谷左岸下部へ、この地層をうがって通じている。通路にあたるトンネル内の掘削面には、直径5センチくらいのアンモナイトの化石が数個露出している。

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