芭蕉句碑

芭蕉句碑

町・史跡 昭和52年10月1日指定

【住所】富山県下新川郡朝日町元屋敷

「わせの香やわけ入る右は有磯海」

(写真)芭蕉句碑の画像

俳聖芭蕉が残した紀行文「奥の細道」中の「早稲の香や分けいる右は有磯海」の句は、従来定説として新湊あたりで吟ぜられたものとされていたが、文政のはじめ(1818)、当時の沼保村十村役伊東彦四郎が、「幻住庵の記」のほか、芭蕉が越後から越中への途次に吟じた秀句の真筆を入手し、元録2年旧暦7月13日、芭蕉が越後の難所を越え、ようやく越中に入ったときの感懐を込めて吟じた句であると考証し、当時その旨の声明文を発表して、あえてこの碑を建立したものという。

碑には建立者や年代等の刻記はまったく認められないが、高さ2.2メートル、幅1.35メートル、厚さ0.45メートルもあり、総容雄大、碑文雄渾にして彫り深く、ほとんど風化も認められず、県内にある芭蕉句碑中最大のものである。なお、碑文は、旧高田藩の書家、白甫(または白梅甫)の揮毫と伝えられている。

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