鹿嶋神社稚児舞

鹿嶋神社稚児舞(かしまじんじゃちごまい)

町 無形民俗文化財 昭和46年9月14日指定

朝日町宮崎地区

鹿嶋神社稚児舞の様子の画像

宮崎の鹿嶋神社では毎年5月上旬に行われる宮崎地区の春祭りに、かねて選ばれて稽古に励んだ7つの舞子たちが、社頭で鎮魂豊漁を祈った後、若い衆に引率され一庭ずつ町を練り歩く。

幾人も踊り子に並んでしゃがみこんだ若い衆が、「城の越からネエりゃんこさんよ」とカッチリ(拍子木)を叩きながら歌うと、白鉢巻に紋付袴を襷(たすき)でたくしあげ、一列になって小槍を打ち振るって踊る武技舞が、男の子の槍舞である。

また紫の振り袖姿に花笠を被った女の子達が、「四国屋島の壇の浦扇要を射落とした」と若い衆の扇舞歌につれて、「サヨイサナンジャイナ」と日の丸の扇を引く手返し手にひるがえせば、袖口の垂房と手甲の鈴の音(ね)が春の空に響き、打ち鳴らす「カッチリ」が扇舞の節奏を一段とひきたてる。

勇ましい槍踊りに対し扇舞は艶(あで)やかである。

お宮での最後の奉納舞は次の日の晩もかなり遅くなり、舞い納めると祭りはめでたく終わる。

鹿嶋神社稚児舞の様子の画像

稚児舞の起源は定かではないが、宮崎の豪族宮崎党と深い関わりがあり、いつの時代か、都から宮崎党に連れ立って来た京舞に通じたものが、これを完成したのではないかと推測されている。

その歴史は古く、鉾(ほこ)舞と巫女(みこ)舞に属するものである。

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